2013年1月25日金曜日

大沢にライセンス停止処分 東洋太平洋タイトルはく奪


 日本ボクシングコミッション(JBC)は22日付けで、前東洋太平洋フェザー級王者の大沢宏普(大星)に対し、ライセンスの1年間停止と、大沢が所持していた同タイトルをはく奪する処分を下した。大星ジムのスタッフである大沢永吉と野上真司についてはライセンス取り消しとした。

 東洋太平洋王者だった大沢は昨年12月16日、韓国ソウルで、JBCが認定していないWBOアジアパシフィックフェザー級暫定タイトルマッチに出場して勝利した。

 JBCはスタッフ2人について、JBCの認定しないタイトルマッチと知りながら大沢を試合に出場させた上に、JBCに提出する海外遠征届に「ノンタイトル10回戦」と虚偽の記載をしていた事実を「悪質な隠ぺい工作」と認定。ライセンス取り消しという重い処分を下した。大沢本人も、JBCが認定しないタイトル戦だと知りながら試合に出場したとして、昨年12月16日から1年間のライセンス停止処分が下された。

 大星ジムのクラブオーナー林宏至は「監督責任がある」という理由で戒告処分とされた。

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