2012年10月20日土曜日

最強後楽園  MVPは横山大輔


各階級の優勝者

 最強後楽園決勝が20日、後楽園ホールで行われ、フェザー級の横山大輔(ワールドスポーツ)ら7人が勝利し、日本タイトルへの挑戦権を得た。MVPはフェザー級の横山大輔(ワールドスポーツ)、技能賞に鈴木悠平(真正)、敢闘賞に池原繁尊(横浜光)が選ばれた。結果は以下の通り(左側が勝者)。

◇ミニマム級
岩橋裕馬(森岡)[6回2分7秒負傷判定3-0]伊藤秀平(真正)
(58-56、59-57、59-55)

 伊藤が3回と6回に偶然のバッティングで出血したことにより6回途中で試合がストップ。伊藤は積極的に前に出て攻めたが、クロスレンジの攻防で岩橋の有効打が上回った。現日本王者は原隆二(大橋)。

◇フライ級
池原繁尊(横浜光)[7回1分12秒TKO]戎岡淳一(明石)
 
池原㊧のボディ攻撃

 戎岡は1回に右カウンターを決めて、池原をぐらつかせたが、2回以降は池原のペース。再三パンチを被弾しながらも戎岡はよく攻めたが、中盤以降は池原のボディ攻めが有効。最後は青コーナーからタオルが投げ込まれた。現日本王者は粉川拓也(宮田)。

◇バンタム級
ゼロフィット・ジェロッピ瑞山(千里馬神戸)[3回2分53秒TKO]尾島祥吾(川崎新田)

 ジェロッピは初回に右ストレートでダウンを奪って先制。その後は尾島も盛り返したが、3回にジェロッピが右ボディストレートで2度ダウンを奪って試合を終わらせた。現日本王者は岩佐亮佑(セレス)。

◇フェザー級
横山大輔(ワールドスポーツ)[3回1分39秒TKO]鈴木徹(大橋)
 
横山㊨が鈴木をとらえてフィニッシュ

 長身サウスポーの横山は3回、ロングレンジから左ストレートを打ち込んでベテランの鈴木を沈める。立ち上がった鈴木に左アッパーを打ち込んで勝負を決めた。現日本王者は天笠尚(山上)。

◇ライト級
鈴木悠平(真正)[2回2分58秒KO]中森宏(平仲BS)

鈴木㊨が連打で中森をKO
雑な攻撃が目立つ中森に対して、鈴木はシャープにパンチを打ち込んで対抗。2回に右から連打を打ち込んでダウンを奪うと、中森は立ち上がったもののダメージが大きく、レフェリーが試合を止めた。現日本王者は加藤善孝(角海老宝石)。

◇ウエルター級
尹文鉉(ドリーム)[判定2-0]新藤寛之(宮田)
(77-77、77-76、78-75)

 互いに決定打の出ない重苦しい展開が続いたが、試合巧者の尹が単発ながらカウンターを決めて小差の判定をものにした。現日本王者は渡部あきのり(協栄)。

◇ミドル級
胡朋宏(横浜光)[2回1分18秒KO]中堀剛(本多)

 胡はパワーを生かして初回から攻勢。2回、中堀が反撃してきたところで胡の右ストレートが炸裂。中堀は立ち上がったがテンカウントを聞いた。現日本王者は佐々木左之介(ワタナベ)。

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