2012年6月15日金曜日

WBOがパッキアオ―ブラッドリー戦を調査


 論議を巻き起こすスコアにより、挑戦者ティモシー・ブラッドリー(米)が王者マニー・パッキアオ(比)を下して新チャンピオンに就いた6日ラスベガスのWBO世界ウェルター級タイトルマッチに関してWBOが調査を開始する。試合はAP通信が117-111、全米に放送したHBOが119-109とつけたように、大方はパッキアオがコントロールしたかに見えたが、2ジャッジが115-113でブラッドリーを支持。もう一者は同スコアでパッキアオ。2-1でベルトが移動した。
 WBO(世界ボクシング機構)のフランシスコ“パコ”バルカルセル会長が13日、明かしたところでは同団体の世界選手権委員会が試合の映像を検証。国際的に著名な5人のジャッジたちが立会い、結論を出すことになっている。
 一方で試合をプロモートしたトップランクのボブ・アラム・プロモーターはネバダ州コミッションに対して試合の調査を依頼。しかし今のところ、同コミッションのキース・カイザー執行委員長は、パッキアオが勝っていたとしながらも調査する計画はないと言っている。アラム氏はネバダ州選出のベテラン議員ハリー・リード氏に試合を取り囲む背景の検証を依頼する。
 一部で、試合前、賭け率がブラッドリーに傾いたという噂があり、調査事項の一つとなる見込みだ。

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