2012年5月21日月曜日

サンチェス、元王者下しV1 IBF・Jバンタム級戦



 メキシコのプエルタ・バヤルタで19日(現地時間)挙行されたIBF世界J・バンタム級タイトルマッチは、これが初防衛戦となる王者フアン・カルロス・サンチェス(メキシコ)が、以前このベルトを保持した挑戦者1位アルベルト・ロサス(メキシコ)に3-0判定勝ちを飾った。
 初回、“スルド(サウスポー)”と呼ばれるサンチェスの左でロサスはダウン。その後も痩身のチャンピオンのアウトボクシングが試合を支配した。それでも強引に前進して左右を振りかざすロサスは5、6ラウンドと反撃し、会場を沸かせる。しかし鼻柱を大きくカットし、ロサスは戦力低下を余儀なくされる。前半ハイペースで飛ばしスタミナが心配されたサンチェスだったが、後半も動きが衰えず華麗なボクシングを披露。ボディー連打にアッパーを交えたコンビネーションなどでロサスを翻弄した。スコアカードは118-109が2者に120-107と大差でサンチェスの勝利。
 全クラスを通じて最年少チャンプのサンチェスは14勝7KO1敗1分。返り咲きを阻まれたロサスは36勝27KO7敗。
=PHOTO/RAFAEL SOTO=

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