2012年4月22日日曜日

マレス、老雄モレルに大勝 WBC・Sバンタム級決定戦

 同じく21日エルパソのリング。メインで行われたWBC世界S・バンタム級王座決定戦は前IBF世界バンタム級王者アブネル・マレス(メキシコ=米)が元WBAフライ級&WBOバンタム級暫定王者エリック・モレル(米)に大差の判定勝利を収め、西岡利晃(帝拳)が名誉チャンピオンに格上げされて空位になったタイトルを獲得した。  ダウンシーンはなし。出だしから積極的に仕掛けるマレスが、10歳年長のモレル(36歳)にシャープなブローを見舞って試合をコントロールする。コンビネーションブローが冴えるマレスは中盤以降ボディー攻撃を強化。何度かベテランをロープへ追い込むシーンをつくるが、ディフェンス勘がいいモレルはサイドステップも駆使してダメージングブローを回避する。それでも手数、有効打、リングゼネラルシップでもマレスの優位は明らか。終盤は鼻血を流したマレスだったが、そのまま押し切り終了。オフィシャルスコアは120-107に119-109と3-0でマレスが2階級制覇を果たした。  GBP子飼いのスター候補マレスには今後ドネアらとのビッグファイトがクローズアップされるだろう。 =PHOTO/SUMIO YAMADA=

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