2012年3月25日日曜日

清水順調「自分の力をすべて出したい」


 テーパリット・ゴーキアットジム(タイ)との“統一戦”が迫るWBA世界S・フライ級休養王者、清水智信(金子)の公開練習が25日、都内のジムで行われた。
 ジムの4回戦ボーイを相手に行った2ラウンドのスパーリングでは、シャープな左ストレート、アッパー、ボディーと切れのある動き。最終的にはテーパリット対策に120ラウンドほどスパーを積む予定というが、順調そうな仕上がりをうかがわせた。
 昨年8月、眼窩骨折をしながらもカサレスを撃破し戴冠して以来のリングに不安はなさそう。「ブランクはまったく関係ない」と語るチャンピオンは、手数の多いテーパリットに対し、特にディフェンス面、そして持ち味の左ブローを磨いてきたという。現在は疲労がピークの状態ながら、「前回と違ってS・フライ級の体をつくれている」とコンディショニングも好調のようだ。
 休養王者への棚上げ騒動など、リング外のゴタゴタに悩んだ時期もあったが、試合が決定してからは吹っ切れたという。「リングでは勝っても負けても自分の力なので。だから自分の力を出し切りたい」――。

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