2012年3月24日土曜日

不敗新鋭林、元王者井上倒す殊勲

23日夜後楽園ホールのウェルター級の日本ランカー対決は、ランキング10位の新鋭林欽貴(E&Jカシアス)が元日本&東洋太平洋王者(現5位)の井上庸(ヤマグチ土浦)を6回の右一発で倒し、この回55秒レフェリーストップによるTKO勝ちをマーク。不敗記録を9勝8KO1分とした。
 井上(30)は18勝11KOの強打を振り回して若い林に迫ったが、長身の林はガードを固めながら接近戦でもショートで左フック、アッパーで井上の上体を起こし、右ストレートをフォローする戦法。ボディーへも抜かりなく左フックを決め、的確さで井上を上回っていた。
そして終盤の6回、ショートの連打で井上をロープ際に詰めた林。ここで右を強打すると、井上モロくもキャンバスに横転。立ち上がったものの主審はカウントを途中でストップして林のTKO勝ちとなった。
 殊勲の林は中国出身の25歳。全日本新人王から着々と成長している。

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