2012年3月28日水曜日

佐藤の後継王者に木下 日本S・フライ級戦 翁長に2-1判定

佐藤洋太が世界を制した直後の同じ後楽園ホールで行われた空位の日本S・フライ級王座決定戦は、同級1位の帝理木下(千里馬神戸)と同2位の翁長吾央(大橋)が佐藤返上の王座を争った。サウスポー同市は5ヵ月前に同じリングで引き分けたばかりだが、今回も接戦を展開。ともに決め手がなく判定に持ち込まれたが、結果は2人が97-95、96-95で木下の勝ちとし、残る1人は逆に96-95で翁長を支持するという際どい2-1判定で木下の腰にチャンピオンベルトが巻かれた。
 木下は大阪朝鮮高校出身の28歳。徳山昌守の活躍に刺激され「自分にはこれしかない」とボクシングの道に入った。この日は水戸の全国高校選抜戦でライト級に優勝した高校の後輩の李も応援に駆け付け、木下は「みんなの協力でチャンピオンになれた」と感激に胸を詰まらせていた。

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