2012年3月5日月曜日

クリチコ弟50度目のKO 世界ヘビー級3王座守る


クリチコ兄弟のヘビー級支配揺るがず――3日夜ドイツのデュッセルドルフで行われたWBA・IBF・WBO3団体公認の世界ヘビー級タイトルマッチは、チャンピオンのウラジミール・クリチコ(ウクライナ)が元世界クルーザー級王者ジャンマルク・モルメク(仏)を4回1分2秒KOで撃退。持ち前の“スチール・ハンマー”にモノを言わせ、2回に右ストレートでダウンを奪ったのをはじめ、終始試合を優勢に運んでいた。
 これでウラジミール(35)は通算50度目のKO勝ちを飾る(57勝2敗)とともに、3本のベルトを守った。3王座の中で最初(06年)に獲得したIBFは11度目の防衛となる。2週間前には兄ビタリ(40)がやはりクルーザー級から上がったマルコ・フックを破りWBC王座の8度目の防衛を果たしたばかり。主要4団体の世界ヘビー級タイトルは依然としてウクライナの巨人兄弟の掌中にある。
※写真はモルメクをダウンさせるクリチコ =PHOTO/SUMIO YAMADA=

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