2012年2月5日日曜日

中川は2階級制覇 日本S・ウェルター級決定戦


 湯場-カルロス戦の前に行われた日本S・ウェルター級王座決定戦は、同級1位中川大資(帝拳)が2位の切間庸裕(折尾)に最終10回TKO勝ちし、チャーリー太田が返上した王座についた。
 元ウェルター級王者の中川はフットワークを使う切間に得意の右ストレートが不発。試合は終盤までもつれたが、相手の右が流れたところに打つ左フックでリズムをつかみ、迎えた10回、またも左フックをカウンターで叩きこむと、切間たまらずダウン。中村主審が即座に試合を止めた。切間コーナーからはタオルも飛んでいた。
 ウェルター級タイトルは負傷のため返上していた中川。「内容的にはよくなかったけれど、今日は勝つことがすべてでした」と苦闘の末の2階級制覇に安堵していた。

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