2012年2月5日日曜日

チャベスJr、ルビオを押し切る WBCミドル級戦

ドネア-バスケス戦と同じく4日、米サンアントニオのアラモ・ドームで挙行されたWBC世界ミドル級タイトルマッチは、王者フリオ・セサール・チャベス(メキシコ)が、1位挑戦者マルコ・アントニオ・ルビオ(メキシコ)に3-0判定勝ちを飾り、2度目の防衛に成功した。
 チャベスが“体力勝負”を制した。計量後の増量幅が大きいことで有名なチャベスは、試合前の非公式計量で、L・ヘビー級リミットを6ポンドもオーバーする181ポンドまで増加。前回のマンフレドJr戦に比べると動きのシャープさに欠けたが、突進型のルビオと頭をつけたファイトを展開。ここで優位に立ち、左右フックをボディー、顔面に見舞ってルビオを後退させる。ルビオもコンビネーションをリターンするが、チャベスの馬力に押され、ロープを背負うシーンが多い。中盤から手数で上回ったチャベスが終盤も攻勢をキープ。オフィシャルスコアは118-110、116-112、115-1113で、チャベスの手が上がった。
 チャベスは今後対戦したい相手にセルヒオ・マルティネス、ミゲール・コット、アントニオ・マルガリートの名を上げた。そして「今夜の出来ならマルティネス(WBCミドル級名誉王者)に勝てないけど、トレーニングに専念して勝つ」ときっぱり。対決が待たれる。

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