2012年2月14日火曜日
岩淵逆転KO勝ちで新王者 日本S・ライト級戦
13日の後楽園ホールのダブル日本タイトル戦、最初に行われたS・ライト級は、挑戦者同級1位岩淵真也(草加有澤)が王者和宇慶勇二(ワタナベ)を7回1分34秒KOに沈め、新チャンピオンとなった。
サウスボー同士の対戦はこの試合まで17勝14KO3敗の岩淵が強打者の利を生かして劇的な戴冠となった。突然の結末までは和宇慶がアウトボクシングしてポイントをリードしていた。しかし7ラウンドに岩淵が左でグラつかせた直後、右フックを強烈に叩き込んでチャンピオンをダウンさせた。和宇慶は10カウントを数えられ試合終了。岩淵は日本タイトル初挑戦でベルトをものにした。和宇慶は初防衛に失敗。岩淵は身長で8センチのビハインドがあったが、出入りの速さでカバーして試合をもつれさせ、最後は持ち味の強打を炸裂させた。「このベルトは高校時代からボクシングを教えてくれているカズさん(カズ有澤トレーナー)のおかげ。感謝します」と喜びを語った。草加有澤ジムは2001年にコウジ有澤が日本S・フェザー級王座を失って以来11年ぶりのチャンピオン誕生。
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