2012年1月1日日曜日

強打細野、カバジェロの牙城崩せず WBAフェザー級


31日夜横浜文化体育館で行われたダブルWBA世界タイトル戦で、最初に行われたフェザー級戦は、地元の挑戦者(同級8位)細野悟(大橋)が王者セレスティノ・カバジェロ(パナマ)に最後まで食い下がったものの「バズーカ砲」は不発に終わり、多彩で的確なパンチを決めたカバジェロが文句なしの3-0の判定勝ち。2階級目となるフェザー級王座の3度目の防衛に成功した。
 長身の技巧派王者は柔軟な体と長いリーチをフルに活かして細野の強打を封じ、攻めては正確なジャブ、右ストレート、左フックを細野の顔面に打ち込んでいく。細野は6回にカバジェロのワンツーからの攻撃に動きが止まりピンチに陥るなど、何度か危ない場面があったが、驚異のタフネスで耐え、顔を腫らしながらも手を出し続けた。しかし21勝15KOを生んだ必殺強打は最後までカバジェロのアゴを直撃することなく終わった。
 3ジャッジのスコアは、119-108、柳完洙(韓国)116-111と大差がついていた。※写真は細野の顔面に右アッパーを突き上げる王者カバジェロ PHOTO/SUMIO YAMADA

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