フィリピンのパシグシティで11日挙行されたWBO世界フライ級タイトルマッチは、王者“ハワイアンパンチ”ブライアン・ビロリア(米)が元WBA&WBO世界L・フライ級王者ジョバニ・セグラ(メキシコ)を8回TKOで下した。
初回、持ち前のワイルドなパンチで攻勢をかけたセグラに対し、2回からビロリアがアウトボクシングでペースを奪回。ガードが開くメキシカンにスピードに乗ったブローを浴びせリードを広げる。セグラも上下に打ち分けて対抗するが、5回から右顔面が腫れ、みるみるグロテスクに拡大。ビロリアはセグラの強打に真っ向から立ち向かい、押され気味の挑戦者はロープを背負う場面が増えてくる。セグラにドクターチェックが入らないのが不思議だったが、8回、ビロリアの左が命中し、セグラが怯んだところでストップがかかった。タイムは29秒。
難関を突破したビロリアは30勝17KO3敗2NC。2階級制覇に失敗したセグラは28勝24KO2敗1分。
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