2011年12月25日日曜日

大晦日横浜決戦—細野、公開練習



 大晦日、内山高志と横浜文化体育館のダブル世界戦に登場する細野悟が25日、所属の大橋ジムで公開練習を行なった。
 まさに世界的強豪カバジェロに挑む細野は「コンディションはばっちり、楽しみです。ほどよい緊張はしていますが、特にこれといったものはありません」と普段と変わらない様子で会見した。大橋秀行会長は「普通この時期はピリピリするものだが細野はまったく普通。逆にこわいぐらいで、だからこそ期待できる」と言い、「プーンサワットに挑んだ2年前に比べて心技体すべてが成長した。ディフェンス力が伸びたし、攻撃力も増して破壊力がある。今回は(本来のフェザー級で)、ウェイトをつくるためではなく、試合のためのトレーニングができている」と語る。
 細野がいう、楽しみ、とはそういうことなのだろう。「2年前は減量がキツく、相手の練習もできず、心が辛かったが、今回はいい。チャンピオンはパーフェクトだが穴はある。試合を見てほしい」と静かだが力強く語っている。
 これまでスパーは、同じリングで日本王座の防衛戦をおこなう岡田誠一らと80ラウンドほどこなしてきた。公開スパーはその岡田とごく軽い2ラウンドだったが、細野は「勝てないという下馬評ひっくり返したい。八重樫さんが10回で獲ったのでその前にカバジェロをひっくり返したい」と集中力の高さを見せた。

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