2011年10月5日水曜日

荒川ピンチに耐え幸運の新王者 東洋ライト級王座決定戦

 三垣龍次の王座返上によって空位となったOPBF(東洋太平洋)ライト級王座の決定戦、WBA同級6位荒川仁人(八王子中屋)対OPBF1位ジェイ・ソルミナオ(フィリピン)の12回戦は4日後楽園ホールで行われ、荒川が2-1判定で勝利をおさめ新チャンピオンとなった。日本ライト級王座を返上して、東洋にグレードアップしたかたちだが、比国の不敗ホープの力強いアタックを受けてかつてない苦戦をしいられた。
 サウスポー同士のこの試合、荒川は2ラウンド、ソルミナオの左ストレートを叩き込まれて痛烈なダウンを喫したが、からくもピンチをしのいで反撃に出た。といっても、その後もソルミナオの強打に悩まされ続け、顔はすっかり変型し、何度も苦境に立たされる展開。終盤は左目が腫れふさがり、目測が狂って荒川らしからぬ大振りミスも再三。頭脳派ボクサーとして知られる荒川がこの日見せたのは12回を戦い抜く気力のすごさだった。
 3審判のスコアは、ユーロ(比国)が115-112でソルミアノの勝ち、葛城明彦(日本)が115-113で荒川の勝ちとし、残る中立国からの主審・金在奉(韓国)が115-114で荒川の勝ちを支持。ソルミナオに同情の声も多く、幸運の新王者も「チャンピオンとしての実感はまだない。指名試合をしっかりクリアして、認められたい」と謙虚にコメントした。

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