横浜光ジムから帝拳ジムに移籍した元日本S・フェザー級王者三浦隆司(現WBA同級9位)が18日夜後楽園ホールで元WBCユース王者のホルヘ・ペレス(メキシコ)に大差判定勝ち。1月に世界王者内山高志に挑戦し一度は左強打でダウンを奪ったものの敗退していたが、これで再起戦を飾り、今後はライト級で改めて世界を目指すことになった。
「倒したかった……」と試合後のインタビューでも三浦は不本意そうだった。この日は、サウスポースタイルから売り物の強打をふるって終始攻め続けたものの、ペレスが徹底して守りに回ったため、最終10回にスリップ気味のダウンを奪うにとどまった。ペレスは頻繁に左右にスイッチを繰り返す変則戦法で三浦を幻惑したが、勝利ではなく倒されないことが目的の消極戦法では、試合は盛り上がらない。三浦は5回に左ストレートをクリーンヒットしたものの、ペレスにクリンチされ追撃できず、わずかなKO機を逸した。
三浦(27)はこれで21勝16KO2敗2分。ペレス(26)は15勝2KO9敗1分1NC。
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