メキシコのアカプルコで13日(現地時間)行われたWBA世界ミニマム級暫定王座タイトルマッチは前日計量で2ポンドオーバーし、王座をはく奪された前チャンピオン、フアン・パラシオス(ニカラグア)が挑戦者アルマンド・トーレス(メキシコ)に9回KO勝ち。王座は空位のままとなった。
昨年WBA・L・フライ級暫定王者フアン・カルロス・レベコ(アルゼンチン)に敵地で挑戦。TKO負けしたトーレスは本来のミニマム級に落として2度目の世界挑戦。元世界王者ヘルマン・トーレスの甥にあたり、日本では大関一郎のリングネームでファイトしていた。
前半、断続的に仕掛けて会場を沸かせたトーレスに対し、体格で勝るパラシオスが中盤からパンチの当て勘のよさでペースを掌握。バッティング、ローブローで中断が多い中、ニカラグア人が執拗なボディー攻撃で優勢。9回、左フックで倒したパラシオスは一気に攻め立て、ボディー打ちで2度ダウンを追加して決着をつけた。KOタイムは1分59秒。トーレスはしばらくリングに横たわるほどダメージを被った。
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