2011年7月31日日曜日

名城、上々の再起戦 比国新鋭に判定勝ち


 前WBA世界S・フライ級チャンピオンの名城信男(六島)が30日、大阪市・住吉区民センターで再起戦を行い、WBOフライ級9位のレイ・ペレス(フィリピン)に3-0判定勝ちした。名城は2月にWBC王者トマス・ロハスに挑んで以来の試合。
 相手のペレス(20歳)は11戦不敗の新鋭。初回からスムーズな右ストレートを打ってきたが、この日の名城は左ジャブをうまく使い攻撃リズムを構築する。得意の左ボディーと同時に打ちかかるような右も披露し元世界王者の貫録を見せつける内容だった。終盤はKOの期待も高まったが、これは耐えたペレスもほめるべきか。結局ダウンシーンはないまま試合終了のゴング。97-94が2者に99-92のスコアで名城の勝利だった。
「倒したかった」と名城は悔しがったが、「今回はKOより、ジャブを突いてしっかりボクシングでポイントを取りたかった」とも。これまでとひと味違ったところを見せ、「少し自信になった。もう一度、上を目ざしたい」と宣言した。

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