メキシコのシウダーオブレゴンで23日(現地時間)WBOフェザー級かチャンピオン、オルランド“シリ”サリド(メキシコ)に挑んだ元大阪帝拳ジム所属の山口賢一だったが、前半ダウンを奪われ、以後も王者に一方的に攻勢を許した末、11ラウンド2分50秒TKOで敗退した。サリドは初防衛に成功。
中出トレーナー、高山勝成を従え、忍者のコスチュームでリングインした山口。しかし地元のサリドはボディー打ちからコンスタントなプレスで優勢。3回、王者が右を叩きこむと、山口は背中から横転する。ここを凌いだ山口だが、以後はワンサイドゲーム。時折手を出す挑戦者のパンチは手打ち気味で、サリドはノーダメージ。ボディーブローを中心とするサリドの重厚なアタックを食らい、各ラウンドを乗り切るのがやっと。低いダッキングからカエル跳び気味のパンチを放つシーンもある山口だが、途中、右マブタをカットしたこともあり、ポイント差は開くばかり。それでもダウンを拒否し、ハートとタフネスを証明する。しかし終盤11回、ボディー打ちでダメージを与えた王者がラッシュすると、山口はたまらず横を向き、主審が割って入った。
サリドはリングサイドで観戦した前王者フアン・マヌエル“フアンマ”ロペス(プエルトリコ)との再戦に応じるもようだ。
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