2011年6月12日日曜日

トラウト大差の防衛 WBA・S・ウェルター級


 WBA世界S・ウェルター級チャンピオン、オースティン・トラウト(米)が初防衛に成功した。11日(現地時間)メキシコのサンルイス・ポトシで行われたタイトル戦で、トラウトは挑戦者ダビ“ザ・デストロイヤー”ロペス(メキシコ)に3-0判定勝利を収めた。
 戴冠戦もメキシコでカネロ兄リゴベルト・アルバレスを下したトラウト。サウスポー対決はトラウトが右ジャブからコンビネーション、ロペスが体格を利した左ストレート、右フックでシーソーゲームが続く。中盤やや動きが落ちたように見受けたトラウトだが、8回あたりからアウトボクシングを全開。手数と正確さで勝り、ポイントを連取。11回、ロペスの左で王者が倒れたが、主審はスリップと判断。直後にトラウトの反撃でメキシカンが倒れ、ここではカウントが適用された。
 競ったスコアも予想されたが、3ジャッジが下した採点は119-109,117-110,118-109とトラウトのアウトボクシングが評価された。
 同じリングではWBC女子S・フライ級チャンピオン、アナ・マリア・トーレス(メキシコ)が挑戦者バネサ・ギマラエス(ブラジル)に4回1分32秒KO勝ち。トーレスは9度目の防衛を果たした。
※写真はロペス(左)に左ストレートを送るトラウト =Boxing Scene=

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