2011年6月11日土曜日

安河内氏は「事務局長代行補佐」で復職 JBC


 財団法人日本ボクシングコミッション(JBC)の斎藤慎一専務理事は10日、不正疑惑が持ち上がり1ヵ月間休職中だった安河内剛本部事務局長(50)を同日付で「事務局長代行補佐」とする林有厚コミッショナーの示達をメディアに公表した。斎藤専務理事が引き続き「事務局長代行」を兼任。安河内氏は斎藤氏付となり同代行を補佐するというもの。安河内氏はこの日1カ月の休職期間が満了となり、コミッショナーからの示達を受けるためコミッション事務局に姿を現した。
 審判員らで構成する東京試合役員会は6月2日付で意見書のかたちで安河内氏の「解任要求」を出していたが、斎藤氏によると特別調査委員会の中間報告でも「問題とするような新たな事実はない」としている。コミッションの長い歴史の中でも前例のないスキャンダル騒ぎとなった責任を問う“降格人事”となったが、齋藤氏は82歳の高齢ということもあり、自身も「事務局長代行の激務は厳しいと思うので、職務に堪能な安河内君に補佐してもらいたい」と、事実上の安河内氏の事務局長職続投も示唆している。
※写真はコミッショナーの“降格人事”を発表する斎藤専務理事(中央)

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