2011年5月17日火曜日
ウォード王座防衛 スーパー6ファイナルへ
先週土曜日14日、米ロサンゼルス近郊カーソンで行われたWBA世界S・ミドル級“スーパー王座”戦は、王者アンドレ・ウォード(米)が挑戦者で元IBF世界ミドル級王者アルツール・アブラハム(アルメニア=ドイツ)を3-0判定で下し、ベルトを守るととに、同級トーナメント「スーパー・シックス」決勝進出を果たした。
序盤3ラウンドまでは、スラッガースタイルを封印し、ジャブを突いて右を決めるアブラハムがやや優勢。しかし4回以降、ウォードがジャブからボディー打ちで活路を開き、ビッグショットも要所でヒット。コンビネーションの回転力でポイントにつなげ、とくに10ラウンドは超ワンサイドの攻防となった。終盤2ラウンズも押さえたウォードが120-108,118-110,118-111の大差の勝利を飾った。
ウォードは6月4日アトランティックシティで挙行されるカール・フロッチ(英)-グレン・ジョンソン(米)の勝者とスーパー・シックス決勝で顔を合わせる。
セミのヘビー級10回戦ではWBC3位クリス・アレオーラ(米)がナギー・アギレラ(ドミニカ共和国=米)に3回、レフェリーストップによるKO勝ちを収めている。
=PHOTO/SUMIO YAMADA=
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