2011年5月12日木曜日

勝ったのはカニター、タイのWBC女子シルバー戦同門対決


本日タイ南部のサムイ島で、珍しい同門対決となったWBC女子ストロー級シルバーベルトタイトルマッチ、王者ノンムアイ・ゴーキアットジム(タイ)対カニター・ゴーキアットジム(タイ)が行われ、前半にボディーへの攻撃で優位に立ったカニターが後半地力に勝るノンムアイにスタミナを削られながらもリードを保ち、96-94,96-94,97-94のユナニマスデシジョンでABCOフライ級以来のタイトルを勝ち取った。
カニターは「これ(シルバーベルト)は本当のタイトルじゃないです。狙いは(以前OPBF戦で敗れた)藤岡奈緒子の持つ世界のベルトだけです。」と5月8日に世界王者になった藤岡へのリベンジと世界タイトル奪取への意気込みを強くアピールした。
同じ興行で行われたABCO・S・フライ級王座決定戦も元世界王者ワンディー・シンワンチャー(タイ)と新鋭ペッバーンボーン・ソー・タナピンヨー(タイ)のタイ人対決となった。試合は中盤に両者が頭をつけてのフックとアッパーカットの応酬を繰り広げ、5Rに両者目の近くをカットしたものの、それでも止めない激しい打ち合いに会場を沸かせた。しかし8Rにペッバーンボーンの左まぶたの出血が止まらず、ドクターチェックの結果負傷判定に。判定は前半に研究の成果かワンディーの出鼻に効果的にカウンターを入れ続けたペッバーンボーンが76-75、75-76、77-74のスプリットデシジョンで初のタイトルを獲得した。

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