2011年4月24日日曜日

ダルチニヤン、ペレスに負傷判定勝ち


 メインのスーパー4決勝兼IBF世界バンタム級タイトルマッチがジョセフ・アグベゴの急病で中止になった23日ロサンゼルスのリング。メインに昇格したビック・ダルチニアン(アルメニア=豪州)-ジョニー・ペレス(コロンビア)の12回戦は、ダルチニアンが5ラウンド1分7秒、負傷判定勝利を収めた。
 ファイナルラウンドとなった5回を含めての公式スコアは、3ジャッジとも50-44でダルチニアンが大差でリードしていた。開始ゴングとともにハイペースで攻め込むアルメニア人がサウスポーから強打を決め優勢。2回、左右でダウンを奪ったダルチニアンは重厚なコンビネーション、左連打で一方的に攻め立てる。2度目のダウンを拒否するペレスは右を時折決めるが、“レイジング・ブル”の突進は止まらない。5回、バッティングが発生し、ペレスは右目上をカット。試合は中断され、ドクターがストップをかけた。
 この勝利でマイナー団体IBOバンタム級タイトルを獲得したダルチニアンは「彼は試合を投げたのも同然。あと1ラウンドあればノックアウトしていただろう。次はアブネル・マレスかドネアとやりたい」と言っている。(三浦勝夫)
=PHOTO/SUMIO YAMADA=

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