2011年3月20日日曜日

激闘 ロマゴン判定で初防衛

WBA世界L・フライ級タイトルマッチ、チャンピオン、ローマン“チョコラティート”ゴンサレス(ニカラグア)-挑戦者マヌエル“チャンゴ”バルガス(メキシコ)の一戦が19日、メキシコのプエブラで行われ、ゴンサレスが3-0判定勝ちで防衛に成功した。
 スタートから鋭い左右連打を挑戦者に浴びせて優位に立つゴンサレスに対し、バルガスは勇敢に対応。圧倒されながらも懸命に手を出して引き下がらない。中盤、このバルガスの闘志に後手に回る場面もあるゴンサレスだが、地力の差は明白。バルガスは左目をカットし、出血に悩まされる。しかし執拗なメキシカンのアタックで、目の離せない展開が続く。10回の攻防で左目を切ったゴンサレスは以後、左ジャブを基調とした戦いで、終盤を乗り切った。公式スコアは116-112が2者に119-109でニカラグア人が支持された。
 L・フライ級王座の初防衛を果たしたゴンサレスは28勝23KO無敗。1年あまりで3度目の世界アタックだったバルガスは右目も完全に塞がっていた。29勝14KO8敗1分。

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