2011年3月25日金曜日

WSB戦 アスタナがプレーオフ進出 浦項に3-2で勝つ


 AIBA(国際アマチュアボクシング協会)主導のプロ大会、WSB(ワールドシリーズ・オブ・ボクシング)が最初のシーズンの全日程を終了した。最終12週のひとつ、アスタナ・アーランズ(カザフスタン)-浦項ポセイドンズ(韓国)の対抗戦は19日夜韓国・浦項の室内体育館で行われ、アスタナが3-2で地元浦項を破った。この結果、アスタナは9勝3敗となり、10勝2敗でアジア地区優勝のバクー・ファイヤーズに僅かに及ばず2位に留まったものの、3地区の2位チームの中では最高成績(29点)を挙げ、ワイルドカードによりセミファイナル(プレーオフ)進出を決めた。
 試合はバンタムからヘビーまで5階級の対抗形式で行われ、08年北京五輪ウェルター級金メダリストのサルセキバエフを擁するアスタナの勝利は手堅いとみられていたが、ライト級とL・ヘビー級を落として辛くも1点差で浦項を下した。この結果、浦項は12週を戦って通算2勝10敗で最下位となった。
 アスタナは4月に行われるセミファイナルで米国地区優勝のロサンゼルス・マタドールズと対戦。これに勝てば、5月の優勝決定戦に出場する。WSBはAIBAが認める「セミ・プロ大会」で、優勝チームには賞金として50万ドル(約4千万円)、個人の5階級の最高成績選手には5万ドル(約400万円)と次期五輪出場権が与えられることになっている。※写真はヘビー級戦アスタナのアブドラエフ(右)が浦項のムアンティアンに5回判定勝ちでチームの勝利を決めた試合

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