2011年3月19日土曜日

亀田、14位ディアスと初防衛戦 5.7大阪


 WBAバンタム級王者の亀田興毅(24=亀田)が5月7日に大阪府立体育会館で同級14位ダニエル・ディアス(27=ニカラグア)と初防衛戦を行うことが決まった。18日、大阪市内の会見で発表した。生まれ育った地元大阪での世界戦は初めてとなる。興毅は「今は東日本大震災で大変な状況だけど、動ける人は動かないといけない。オレの試合で何か伝わるものがあれば」と話した。興行は東日本大震災チャリティーマッチとして開催され、募金活動などイベントを予定している。
 挑戦者のディアスについて興毅は「映像が手に入らん。ネットで試合のダイジェストを1分ちょっと見ただけ。パンチを振ってくる選手」と語った。タイプはオーソドックスで、身長は170㌢程度という。
 バンタム級での自身の課題についてはスピードを掲げた。「昔のオレよりスピードが落ちてる。もっとリズムよく、出入りのスピードを上げたい。あとはタイミングよく、しっかりしたパンチを入れること。KOしたい。ボディーで弱らせて中盤あたりにチャンスがあると思う」と世界戦初のKO勝利を誓った。
 興毅は現在大阪で合宿中。4月2日の弟大毅(22)の沖縄でのノンタイトル戦に同行し、その後2週間ほどフィリピンに渡ってスパーリングを重ねる予定という。
 またディアス戦では前座でOPBF・S・フェザー級王者仲村正男(仲里・ATSUMI)の初防衛戦が行われる。相手は1位ロナルド・パンティーリャス(フィリピン)。仲村はデビュー12連続KO中で、これが初防衛戦。この日は亀田家三男の和毅も出場を予定している。
=写真は初防衛戦を発表した亀田興毅(右)と西日本ボクシング協会のアポロ嘉男会長=

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