18日カナダのケベック市で行われた今年最後のビッグマッチ――WBC世界L・ヘビー級タイトルマッチは、王者ジャン・パスカル(カナダ)が45歳のベテラン、バーナード・ホプキンス(米)から1、3回にダウンを奪う好調の立ち上がりをみせたが、その後ホプキンスが盛り返して接戦に。判定は論議を呼ぶマジョリティー・ドローとなり、地元のパスカルが辛くも4度目のタイトル防衛に成功した。
ダウンは初回は右フック、3回は左フックだがいずれもホプキンスがバランスを崩したところに打ち込んだもので、ダメージはほとんどなかった。スコアは、2人のジャッジが114-114、113-113で引き分けとし、残る1人は114-112でホプキンスの勝ちとしていたため、多数決で引き分けの結果となったもの。ホプキンス陣営(ゴールデンボーイ・プロモーション)は判定に猛烈に抗議し、ダイレクトの再戦を要求しているが、WBCはこれを認めていない。ホプキンスも「テープを見直したが、明らかに私の勝ち。パスカルにとってもカナダにとってもよくない」と批判している。
パスカルはこれで26勝16KO1敗1分。驚異の45歳ホプキンスは51勝32KO5敗2分1NC。
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