関西から秋田屋まさえ(ワイルドビート)を迎え5度目の防衛戦に臨むWBC女子世界アトム級王者・小関桃(青木)は「相手は脚を使ったボクシングがうまいので、アウトボクサーにどう対処するかを練習してきた」とコメント。WBA女子世界S・フライ級王座に挑戦する藤本りえ(協栄)と2ラウンドのスパーを公開し、サウスポースタイルのキビキビとした動きを披露した。
小関とのスパーでは左ジャブを主体にした動きを見せた藤本は「減量もうまくいっていて順調」と言う。試合に向けたスパーリングはこれまでよりも多めの60ラウンドをこなした。藤本の挑戦を受けて立つチャンピオン、天海ツナミ(山木)は「(藤本は)ストレートに伸びがある。それは気をつけたい」と警戒点を挙げつつも「前回の防衛戦より今回は距離が近くなる。打ち合いの中で技術を見せたい」と自信を感じさせた。こちらはシャドー、バッグ打ちをそれぞれ1ラウンドこなした。
また福本雄基(三谷大和S)を迎えて日本S・フライ級王座の防衛戦に臨む佐藤洋太(協栄)も2ラウンドのスパーリング。ロープを背にしながらも鋭い左右のストレート、アッパーをカウンターするなど、テクニックを披露していた。こちらは「欲を出すとこけちゃうタイプなので」と前置きしつつも「日本タイトルを獲って欲が出てきた。世界の匂いがするような勝ち方をしたい」と宣言した。
当日はもうひとつ加藤壮次郎(協栄)-井上庸(ヤマグチ土浦)の日本&東洋太平洋ウェルター級タイトルマッチも行われる。加藤の持つ日本タイトルと、空位の東洋太平洋タイトルが争われる。
(写真は上から小関-藤本のスパー、会見に臨むツナミ、スパーを公開した佐藤)
(写真は上から小関-藤本のスパー、会見に臨むツナミ、スパーを公開した佐藤)
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