WBA世界S・ウェルター級暫定王者石田順裕(金沢)の次期防衛戦に関して2つの異なる情報が入ってきた。最初は、メキシコで予定される9位ディエゴ・アルバレス(メキシコ)との試合がまたも延期となり、「10月9日、アグアスカリエンテ」に変更になったというもの。ただしこれは以下のニュースによって否定された。
WBAがこのカードを承認せず、代わりに石田は指名挑戦権を持つ3位オースティン・トラウト(米)と正規王座の決定戦に出場するというのだ。これは、ミゲル・コットが「スーパー・チャンピオン」に昇格するため、正規王座が空位となるからだという。WBAのオフィシャルサイトでも発表されているから、石田はアルバレスではなくトラウトと対戦することで間違いあるまい。石田-トラウトの勝者は90日以内に6位のネルソン・リナレス(ベネズエラ=ホルヘの兄)との対戦を義務づけられている。引き分けの場合は石田がリナレスと対戦すべしというから、これは暫定王者の特権か。
「1日も早く統一戦をやって暫定をとりたい」と常々語っている石田にとっては、チャンス到来だが、ではいつ、どこでやるのかは、これから決まる。WBAはこの試合の入札を今月21日にパナマシティの本部で行うとしている。
突如このニュースを聞かされた金沢英雄・金沢ジム会長はビックリ。「どうなっているか分からん、おかしいわ。局長(JBC安河内剛本部事務局長)と相談しないと……」。現時点では、入札に行くかどうかも分からないという。
なお石田はメキシコでの試合に備えて今月5日にロサンゼルス入りし、同地でトレーニングを続けている。さぞや困惑していることだろう。写真は8月5日大阪市内で催された壮行会の石田。
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