西岡利晃-レンドール・ムンローのWBC世界S・バンタム級タイトル戦(10月24日)と同じ東京・両国国技館のリングに出場するWBA世界S・フェザー級1位ホルヘ・リナレスら帝拳ジムの3選手の相手が決まり、20日帝拳ジムから発表された。
「全員元世界王者か、世界ランカー」という基準で選ばれ、リナレス=上写真=は、古豪の元世界ライト級王者ヘスス・チャベス(メキシコ)と10回戦。同じく日本S・ライト級王者・亀海喜寛は、元WBA世界ライト級王者ホセ・アルファロ(ニカラグア)と、日本バンタム級王者・山中慎介は、WBA世界同級11位のホセ・シルベイラ(メキシコ)といずれも10回戦で対戦することになった。
7月31日ラスベガスでロッキー・フアレスに快勝したばかりの元2階級世界王者リナレス(29勝18KO1敗)が再び名のある相手と対戦する。チャベス(44勝30KO7敗)は、S・フェザー、ライトの2階級で世界王座につき、「エル・マタドール(闘牛)」の異名をとる力強いファイター。メイウェザーら世界的強豪との対戦歴も豊富で、好対照の「闘牛士」リナレスとの噛み合いは抜群に違いない。亀海(16勝14KO)の相手アルファロ(23勝20KO6敗)は、2008年に小堀佑介(角海老宝石)と倒し合いの末王座を奪われたのに続く来日戦。最新の試合はエリク・モラレスと10回を戦い判定負け。世界を目ざす不敗ホープには最初の試金石となろう。亀海のワザが、ニカラグアの強打者に通じるか? 新王者山中(12勝8KO)と対戦するシルベイラ(11勝4KO2敗)は、5月にカナダで北米チャンピオンを獲得したばかり。6連続KOをマークして勢いに乗るサウスポーの強打が、世界レベルにも通用するか、これも興味深い。
なお、当日はWBA世界ミニマム級王者ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)の出場も予定されているが、対戦相手、世界タイトル戦になるか無冠戦になるかも含めて、まだ確定していない。ゴンサレス(25勝21KO)は9月3日にマナグアで同僚アルファロともども試合を予定している。(外国選手の記録はBOXRECによる)
試合のチケットはリングサイド3万円から2階指定席B5千円までの5種類。23日(月)からWOWOWで先行予約が開始される(予約受付は☎0570-02-9503)。一般予約は9月4日から、チケットぴあ、帝拳ジムで。問い合わせは帝拳ジム(☎03-3269-6667)
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