今年が3回目となる日本プロボクシング協会の主催行事、日本タイトル獲得トーナメント「最強後楽園」の決勝戦は9月5日後楽園ホールで予定されているが、その記者発表が22日後楽園飯店で、出場選手らが出席して開かれた。今回行われる7階級の決勝カードは下記の通り(丸囲み数字は日本ランク)。
MM級 ①ブンブン東栄(一力)vs.②田中教仁(ドリーム)
F級 ②吉田拳畤(ワタナベ)vs.③小林タカヤス(川島)
B級 ①臼井欽士郎(横浜光)vs.④岩佐亮佑(セレス)
Fe級 ①木原和正(ウォズ)vs.②上野則之(ワタナベ)
L級 ⑥小出大貴(緑)vs.⑧中森宏(平仲)
W級 ⑥下川原雄大(角海老宝石)vs.⑧渡部あきのり(協栄)
M級 ②氏家福太郎(新日本木村)vs.⑤胡朋宏(横浜光)
各級優勝者はそれぞれ来年のチャンピオンカーニバルで日本タイトルに挑戦する権利を獲得する。昨年の優勝者からはすでに佐藤洋太、亀海喜寛、チャーリー太田の3王者が誕生しているだけに、王座に接近しつつある出場各選手たちも意欲満々。ミニマム級フィリピン国籍の強豪ブンブン東栄が片言の日本語で「絶対勝ちます」と言えば、相手の田中は「倒して勝ちます」。注目の2人の不敗新鋭は、「この大きな壁を乗り越えないと先はないので、頑張ります」(岩佐)、「日本タイトル挑戦が大きな目標なので、勝って上に上がりたい」(胡)と、やや控えめに抱負を語った。また15連続KOの日本タイ記録を持つ渡部は、「自分らしいボクシングをして、会場を盛り上げたい」と、タイトル挑戦の機会に張り切っている。この日一番威勢のいいコメントはライト級の小出。「今度も喧嘩のつもりで思い切っていく。殴り倒して勝ちたい」。対戦相手の中森は残念ながら欠席だった。
指定S席12,000円から立ち見席5,000円まで4種のチケットは8月初旬発売。問い合わせは日本プロボクシング協会(電話03-3812-7447)もしくは後楽園ホール(電話03-5800-9999)へ。
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