2010年6月13日日曜日

鈴木V3 9回負傷判定――日本ミドル級戦

 13日夜、大阪市のIMPホールで行われた日本ミドル級戦は、王者・鈴木哲也(進光)が4位挑戦者の田中徹(横浜光)に9回1分8秒負傷判定勝ちし、3度目の王座防衛に成功した。
 出だしは田中がよかった。鈴木の右リードを封じ、相手を誘ってうまくリターンパンチで攻める。鈴木が流れを引き寄せたのは5回。右ジャブを細かく突いてリズムに乗ると、以降のラウンドは左ストレートで田中をのけぞらせるなどポイントをピックアップ。8回に偶然のバッティングで挑戦者は左側頭部から出血し、この傷が9回に続行不可能と判断されて試合は終了した。この回を含むスコアは88-85、89-82、90-82でチャンピオンの防衛を支持していた。
 勝った鈴木だが「(田中に)すごい研究されていました」。自らも認めるように、公式スコアほどポイント差は開いていなかった印象。「(4月に入籍し)なおさらスッキリと勝ちたかった」。最後まで「スンマセン」と言っていた。
 鈴木はこれで25勝(15KO)8敗。敗れた田中は7勝(2KO)2敗1分。

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