30日・日本武道館のダブル世界戦行事がいよいよスタート。22日はWBOバンタム級チャンピオンのフェルナンド・モンティエル(メキシコ)が練習を公開した。
長谷川穂積と対戦するモンティエルは「今回はこれまでで一番大きな試合」とチャンピオン対決を強調しつつ「WBCのベルトはすべてのボクサーが欲しがるもの。とても光栄だ」とグリーンのベルト獲得に意欲的。「長谷川は偉大なチャンピオン。しかし私は世界中で試合した経験がある」と落ち着いた口調ながら自信をうかがわせた。また長谷川のオリジナルTシャツの挑発文句に対抗し、「言うほどお前が大きいチャンピオンなのか、確かめてやる」といったニュアンスの“返事”をわざわざマジックで書いたTシャツを披露していた。
この日の練習はシャドー、ロープと15分余り動いたのみだったが、調子はよさそうだ。以下はインタビューの一部。――Tシャツについて
「必ず負かしてやると思って書いた。(長谷川のTシャツに)怒りを感じた」
――長谷川の印象は?
「スピードがあって力強いボクサーだと思う。左と右のパンチ、そして頭に気をつけたい」
――どう戦うつもりか?
「私のほうが優れているのだと、見てもらえると思う。ちゃんとボクシングをするつもり。長谷川がどれだけ対策を練ろうが、私はそれに対応する」
――サウスポーと対戦経験は?
「10戦ぐらい。最初はやりにくかったけれど、いまは問題ない。スパーは150ラウンドほどやってきた。普段よりは多めだ。サウスポー相手に戦うことを重点に、練習してきた」
――長谷川が2回で倒したバルデスに苦戦したが?
「2週間前に目の上をカットしたが、結局試合に出場した。あれは100パーセントではなく60パーセントのところで終わってしまった」
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