2010年4月23日金曜日

「KO機逃さない!」西岡万全の仕上がりアピール


 30日東京・日本武道館のダブル世界タイトル戦で4度目の防衛戦に臨むWBC世界S・バンタム級王者西岡利晃(帝拳)が23日午後、東京・神楽坂の帝拳ジムでメディアに練習を公開した。この日同僚で東洋太平洋同級新王者の松田直樹を相手にしたスパーリングでも、タイミングのいい左ストレートをビシビシ繰り出して万全の仕上がりぶりを見せた。
 世界チャンピオンになってからも、1戦ごとに成長を示す「驚異の33歳」。今度の試合に備えてフィジカル・トレーニングを取り入れ、「バランスがよくなり、体が強くなった実感がある」と、さらに自信をつけている。
 挑戦者(同級10位)のバルウェグ・バンゴヤン(フィリピン=23歳)については、「若くて、無敗で、サウスポーに対してうまいボクシングをするという印象」と、警戒を怠っていない。昨年の3度の防衛戦をすべて規定ラウンド内でかたづけており、当然今回もKO防衛の期待がかかる。西岡は「プレッシャーですね」と苦笑しつつも、「いつも通りKOは狙っていない。ただ、必ずチャンスがくるので、これを逃さないようにしたい」と抱負を語っている。
 なお本日来日予定だった挑戦者のバルウェグ・バンゴヤンはビザの手続きが遅れたため到着が明日にずれ込んだ。また同じダブル世界タイトル戦に出場するWBC世界バンタム級王者長谷川穂積は26日に公開練習を予定している。

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