佐藤-李戦とダブルメインで行われた日本ウェルター級タイトルマッチは、激闘10ラウンドの果てに三者三様のドロー。王者中川大資(帝拳)が辛くも3度目の防衛に成功。タイトル初挑戦の井上庸(ヤマグチ土浦)は健闘報われず無念の涙となった。
試合は波乱の幕開け――開始1分30秒、中川は井上の右でダウンする。さらに2回にもグローブをキャンバスに付いてしまいカウントを数えられたチャンピオン。井上のかく乱戦法に苦闘の序盤だった。
中川は中盤から相手の打ち終わりをとらえだして挽回。9回に左フックでダウンをお返ししたが、最終回は井上も力を振り絞って反撃し、試合終了のゴングとなった。スコアは土屋ジャッジが95-93で井上、安部ジャッジが95-94で中川につけたものの、マーチン・ジャッジは93-93のドローだった。
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