12日後楽園ホールで行われた日本S・バンタム級タイトルマッチは王者・芹江匡晋(伴流)が2-1のスプリットで1位挑戦者の玉越強平(千里馬神戸)に判定勝ち。昨年、木村章司から奪ったタイトルの初防衛に成功した。
試合は芹江が変則的な動きからプレッシャーをかけ、脚を使いながら玉越が迎撃する展開。接近時に打ちおろす右で芹江はポイントをアピールするが、玉越もボディー攻撃から必死に対抗する。どちらも主導権をにぎれないまま、6回、挑戦者は後頭部への加撃で減点1。この機に乗じて王者が攻め込む場面もあったが、試合全般を通してこれといったヤマ場のないまま終了のゴングが鳴った。スコアは97-92(坂本)、96-93(土屋)、95-96(安部)で芹江の勝利を支持していた。
V1成功の芹江からは「カッとなりすぎました。玉越選手の空気にならないように動いたつもりですけど……」と反省のコメントが多く出ていた。
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