群馬県前橋市の群馬県総合スポーツセンターで開催中の第21回高校選抜大会兼JOCジュニア・オリンピックカップは24日、各級決勝が行われ、実施7階級で春のチャンピオンが決まった。
JOC賞に輝いたのはL・フライ級を制した井上尚弥(新磯)。決勝はサウスポー王賢吾(神戸朝鮮)を危なげなく2回RSCに下し、これで高校1年インターハイから3連続優勝を果たした。「うれしいです」と素直に受賞を喜んだ井上。次は4月に世界ユース大会が控えており「金メダルが目標です」とビッグな野望を明かした。
大会MVPに選ばれたのはバンタム級優勝の藤田健児(倉敷)。奈良楓也(飛龍)とのサウスポー対決に3回RSC勝ちした。フェザー級を制した兄大和と、昨年インターハイ以来の兄弟同時優勝を成し遂げ、笑顔がこぼれた。
技能賞はL・ウェルター級の高橋拓磨(南京都)が獲得。サウスポー西井喬之(豊国学園)を鋭い連打で仕留め、今大会すべての試合でRSC勝ちを記録した。2月に恩師・武元前川氏が死去し「絶対に優勝してやる」と臨んだ選抜。天国の監督に最高の報告となった。
敢闘賞は地元の西條貴陽(ウェルター級=太田東)が受賞。準決勝と違ってこの日はていねいな戦いぶりで皆川直輝(北越)にポイント勝ちした。
決勝のは以下の通り(左が勝者)。
LF 井上尚弥(新磯)RSC2回 王賢吾(神戸朝鮮)
F 松本亮(横浜)RSC2回 矢野亮(広陵)
B 藤田健児(倉敷)RSC3回 奈良楓也(飛龍)
Fe 藤田大和(倉敷)pts 大橋群(岐阜工)
L 三上勇弥(山陽)pts 渡邉義友(白鷗大足利)
LW 高橋拓磨(南京都)RSC1回 西井喬之(豊国学園)
W 西條貴陽(太田東)pts 皆川直輝(北越)
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