2010年2月12日金曜日

3.27有明・亀田-ポンサクレック戦 黒木-オーレードン、小関-シン戦とトリプルで

 かねてから噂に上っていた亀田興毅-ポンサクレック・ウォンジョンカムのWBCフライ級統一戦の発表会見が12日、後楽園飯店で行われた。MGプロモーションが主催する今度の試合は3月27日(土)に有明コロシアムで、黒木健孝(ヤマグチ土浦)が王者オーレードン・シットサマーチャイ(タイ)に挑むWBCミニマム級戦、そして王者小関桃(青木)が韓国のシン・グンジュを挑戦者に迎えるWBC女子アトム級戦とあわせ、“WBCトリプル・タイトルマッチ”として行われる――と発表された。
 この日の会見には亀田、黒木、小関の日本人選手3人が出席(=写真)。暫定王者ポンサクレックと雌雄を決することが決まった正規チャンピオンの亀田は「(元所属の)グリーンツダ時代に一度、17歳の時にタイでもスパーをした。その後、ポンサクレックはずっと世界チャンピオンでいて、俺はポンサクレックに勝って世界チャンピオンになるつもりだった。ポンサクレックは一度負けたけど、また暫定王者になって、こうやって統一戦をできる。やっぱりどこかで戦うようになってたのかな」と、元V17王者との因縁を披歴し、「ポンサクレックに勝って真のチャンピオンになる」と力強く言った。さらに「KO狙います。8~10ラウンドで仕留めたい」とKO宣言も飛び出し、「(内藤戦とは)また別の作戦がある。ボクシングはゲームですから」と話した。
 続いて世界初挑戦の決まった黒木は「めちゃくちゃ嬉しい」と素直に喜んだ後「チャンピオンは強いですけど、世界を獲らないと(岩本悟)会長に恩返しできない」と必勝コメント。「安定してテクニックもあるみたいなので、それをゴチャゴチャにしていこうと思う」(黒木)。王者オーレードンは07年11月にイーグル京和に判定勝ちして奪った王座をここまで4度防衛中のサウスポー。黒木戦が初の来日、タイを出て戦うのも初めてだ。
 また女子王者の小関は「いつ決まってもいいようにやってきた」と早くも臨戦態勢。V3戦に続き大会場での防衛戦となるが「(大観衆の中で)少しでも『女子もやるな』と思ってくれる人が増えれば。その積み重ねでやっていければいい」と女子ボクシングのパイオニアとしての自覚ものぞかせた。
 当日は午後4時に第1試合開始予定。チケットは3月上旬からチケットぴあ、ローソンチケット、イープラス、CNプレイガイドの各プレイガイドで発売予定。券種はアリーナ席SRS10万5千円、アリーナ席RS5万2千5百円、アリーナ席S3万1千5百円、スタンドS席2万1千円、スタンドA席1万5百円、スタンドB席6千3百円。

0 件のコメント:

コメントを投稿