長嶋落城……16日夜、後楽園ホールで行われたOPBFライト級戦で王者長嶋建吾(18古河)は挑戦者で前日本チャンピオンの三垣龍次(MT)に10回2分7秒TKO負けし、虎の子のタイトルを失った。 三垣は4回に右ストレートでダウンを奪った。その後長嶋も左ボディーや右リード、右フックなどキャリアを駆使して渡り合ったが迎えた10回、右でのけぞらした後の連打で挑戦者が再びダウンをマーク。立ち上がったもののダメージの残る長嶋が三垣の右追撃でフラリとし、崩れ落ちると同時に父でもある長嶋会長からタオルが投入された。2000年代の中量級を牽引した男の印象的な敗戦だった。試合後長嶋は引退を表明している。
日本ランカー対決となったセミの8回戦では、ライト級8位・中森宏(平仲ボクシングスクール)がS・ライト級8位・坂本大輔(角海老宝石)に僅差の3-0判定勝ち。中森は一昨年の石井一太郎との日本王座決定戦で逆転負けを喫した後4連勝をマークした。
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