WBA世界バンタム級暫定王者ネオマル・セルメーニョ(ベネズエラ)-挑戦者アレハンドロ・バルデス(メキシコ)のタイトル戦が19日(現地時間)メキシコのシウダー・オブレゴンで行われ、セルメーニョが11ラウンド2分40秒TKO勝ちを収めた。
初回、頭が衝突し、バルデスは右マブタをカット。2回、2度ダウンを奪ったセルメーニョは以後もスピードで勝り、コンスタントに右をヒットする。昨年、長谷川穂積に挑み、2回で撃退されたバルデスだが、途中から立て直し、サウスポーからの左ストレートで反撃。地元ファンを沸かせる。後半に入り、フットワークを全開の王者は明らかに逃げ切りモード。ホールド、クリンチも多くなり、11回にはキックで減点を科される。しかしこの回、打ち気にはやるバルデスにセルメーニョの右が炸裂。うつ伏せに倒れたメキシカンは起き上がったものの、ダメージが深く、主審に抱きかかれた。
メキシコを舞台に3連勝のセルメーニョは19勝11KO無敗。長谷川戦に続き世界戦2敗目のバルデスは22勝16KO4敗3分。
同じリングではWBC世界S・フェザー級王者ウンベルト・ソト(メキシコ)が元王者ヘスス・チャベス(メキシコ=米)とノンタイトル戦。37歳チャベスの激しい闘志に苦しんだものの、的確なパンチを打ち込んで10回3-0の判定勝ちを得ている。
0 件のコメント:
コメントを投稿