31日(現地時間)ラスベガスのトレジャーアイランド・ホテルで行われたWBC世界ライト級暫定王者決定戦は1位アントニオ“トニー”デマルコ(メキシコ)が2位ホセ“キエブラ・ヒカラ”アルファロ(ニカラグア)を10ラウンドTKOで下し、ベルトを手にした。
このタイトルの正規チャンピオンはあのエドウィン・バレロ(ベネズエラ)。当初このカードはバレロの挑戦者を決める一戦として組まれた。しかしバレロはアメリカへの入国ビザ発行を拒否され、今月予定された防衛戦のリングに立てなくなった。そこでWBCはこのデマルコ-アルファロ戦を暫定王者決定戦に認定。昨今の暫定チャンピオン乱立状況と比べると、やや筋が通った?処置と受け取られる。
試合はサウスポー、デマルコが右ジャブを丹念にコネクトし、左右連打につなげてリード。日本で小堀佑介と戦ったアルファロも肉迫を試みてパンチを繰り出すが旗色が悪い。左目を負傷したニカラグア人に10回、デマルコは一気に襲いかかり、3度倒すと、ジョー・コルテス主審がストップを宣告した。TKOタイムは2分7秒。
デマルコはバレロが12月(19日が有力)ベネズエラで予定する防衛戦の挑戦者候補だったが、2人が即対戦することはなさそう。バレロの相手には、これもメキシカンのエクトル・ベラスケスの名前が挙がっている。
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