一方、WBA世界S・フェザー級王者ホルヘ・リナレス(帝拳)は、これが2年8ヵ月ぶりの日本の試合となる。まず「ずーっと待っていたから、うれしい」と日本での試合が実現したことを素直に喜び、その上で「挑戦者はいい選手。でもいつもと同じ、3~5ラウンドでチャンスあったら、KOできる。最初だけ気をつける」と、経験した世界戦4戦すべてをKO勝利で終わらせているだけに、倒して当然?のコメントだった。今回が2度目の王座防衛戦となる。
今や油の乗り切ったチャンピオンに挑むのは、これまた負け知らずの同級6位フアン・カルロス・サルガド(メキシコ)。「リナレスは4団体で一番強いチャンピオン。でも私にはモチベーションが上がりこそすれ、プレッシャーにはならない。リングに上がれば戦争だ。ぜひ彼を倒してメキシコにタイトルを持ち帰りたい」と、こちらも強気の発言をした。
なお、観戦を予定していたゴールデンボーイ・プロモーション(GBP)の総帥オスカー・デラホーヤ氏が来日できなくなり、代わりにロベルト・ディアス・マッチメーカーが「西岡、リナレス両チャンピオンの健闘を祈る」とのボスのメッセージを代読した。今度の試合に勝てば、リナレスはGBPと帝拳の共同プロモートで米国に進出するが、これについて聞かれると「今は土曜日の試合に集中したい」と一言。本田会長も「サルガドもいい選手だし、そう簡単に勝てると思っていないから」と、慎重だった。
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