2009年10月22日木曜日

児玉&田中の亨栄コンビがプロ入り 畑中ジムから11.22デビュー

 昨年度アマチュア高校フェザー級チャンピオンの児玉善徳と、今年の選抜大会バンタム級で3位に入った田中裕士(ともに亨栄高3年)のプロ入り発表会見が22日、名古屋市の同校で行われた。両選手は高校の先輩にあたる畑中清詞会長(元WBC世界J・フェザー級王者)が主宰する畑中ジムからデビューする。=写真は左から畑中会長、児玉、田中、中島邦晴・亨栄ボクシング部監督、長谷川信孝・同校校長=
 緊張した面持ちで会見に臨んだ2人だが「畑中会長のように世界チャンピオンになりたい」(児玉)、「誰にも負けない世界チャンピオンになる」(田中)とそろってビッグな野望を語った。まるで高校野球のドラフト会見のような発表会は、ことボクシングでは珍しいが、それも同校の期待感のあらわれか。OBの畑中会長は「自分も薬師寺保栄(元WBCバンタム級王者)も亨栄を卒業しており、全国いろんな高校がある中で世界チャンピオンが2人出ているのは我が享栄だけ。2人が第3号、4号となることを期待してほしい」と熱っぽく話した。
 児玉はアマ戦績43勝18KO・RSC9敗、右利きの左ボクサーファイター。昨年インターハイ優勝のほか、9月下旬にセルビアで開催された世界8カ国対抗戦(ゴールデングローブ)ではMVPにも輝いている。一方、オーソドックス型の田中は選抜3位のほか今年のインターハイでも5位入賞。アマ戦績は36勝16KO・RSC6敗。
 2人のデビュー戦は11月22日、名古屋国際会議場の日本バンタム級タイトル戦前座4回戦で行われる。

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