スーパー・ミドル級トーナメント「スーパー6」開幕に受けて、出場する6選手のうち2人が12日(現地時間)前哨戦を行った。
前哨戦といってもWBA世界S・ミドル級王者ミケル・ケスレル(デンマーク)は王座防衛戦、しかも挑戦者1位グスミル・ペルドモ(ベネズエラ)を迎えての指名戦だった。地元デンマーク、ヘアーングで行われた試合、長身の挑戦者に対して慎重な戦いだったケスレルは3回に爆発。左から右のコンビネーションでペルドモはダウン。そのままダメージを引きずり、続く4回、王者が畳み掛けると、主審がストップをかけた。TKOタイムは、この回56秒。
ケスレルは王座カムバック後2度目の防衛。42勝32KO1敗。ペルドモは16勝10KO3敗。
一方のアテネ五輪L・ヘビー級金メダリスト、アンドレ・ウォード(米)は米カリフォルニア州テメキュラで、シェルビー・パドウェル(米)と10回戦。スキルとスピードが身上のウォードが1,2ラウンドとアウトボクシングで優勢。3回、ウォードの左フックでパドウェルはダウン。同時に左目を切り、金メダリストの波状攻撃を受けたところでストップとなった。KOタイムは2分16秒。
これでウォードは20勝13KO無敗。
ウォードのダン・グーセン・プロモーターによると、ケスレル-ウォード戦は11月21日、カリフォルニア州オークランドで挙行予定。来週にも記者発表会が行われるという。ちなみにオークランドはウォードの地元。ケスレルのWBA王座もかけられる。
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