2日オーストラリアで行われたWBOアジア・パシフィック・フェザー級タイトル戦(JBCは承認せず)で、山口賢一(元大阪帝拳)が地元の人気選手ビリー・ディブに初回TKO負けを喫したが、山口がスリップ気味のダウンをした直後にディブのパンチが決まり「山口の反則失格勝ちではないか」と論議を呼んでいた件で、勝者ディブ側が声明(13日)を発表し、再戦を提案している。
これより先山口の豪州人トレーナーは反則打によるダウンにもかかわらず山口に休憩を与えず試合をストップした主審の過失を批判し、結果を「ノーコンテストに変更すべき」とコミッション、及びWBOに訴えを起こす構えを示していた。
「ユー・チューブ」で見られる映像でも、ダウンした山口のアゴに、背後からディブが左フックを直撃し、これが大きなダメージを与えたことが明らか。おかげで不運な敗者・山口は「亀田との第一戦のランダエタ状態」なのだという。
ディブは自らがフェアであることを望み「彼(山口)が私の勝ちを認めないなら、もう1度対戦して、私がより強いボクサーであることを示したい」と主張している。
一方の山口も「(ストップの)判定は全然納得していない。再戦は望むところです」と、ディブ側のオファーを歓迎している。再戦は必至。
山口(29)は2002年のデビュー後、ディブ戦まで15勝4KO1敗2分の好成績を残し、去る5月に大阪帝拳ジムから引退届けが提出されていた。
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