「明日のスーパースター」の呼び声高いアミール・カーン(英)が初のタイトル獲得--。18日英国マンチェスターで行われたWBA世界S・ライト級タイトル戦は、地元期待の挑戦者カーンが王者アンドレアス・コテルニク(ウクライナ)に12回大差判定勝ちを飾り、新王座についた。コテルニクは3度目の防衛に失敗。
五輪ライト級の銀メダリスト同士の対決は、後輩のカーン(2004年アテネ大会)が、先輩のコテルニク(00年シドニー大会)を若さと勢いで上回り、王座から引きずりおろした。カーンは終始距離を保ってアウトボクシングに徹し、ポイントを重ねた。スコアは120-108、118-111(2人)と一方的だった。
05年に鳴り物入りでプロ転向したカン(22)は、昨年伏兵に惨敗を喫し挫折を経験したものの、これを見事乗り越え英国ボクシング界の新たなスーパースターに躍り出た。21勝15KO1敗。敗れたコテルニク(31)は、32勝13KO2敗1分。 写真はガードのかたいコテルニクに右を放つカーン=Photo/Sumio Yamada=
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