モーゼス-嶋田戦と同じ25日(現地時間)メキシコのナヤリー州テピックで行われたWBA世界ライト級暫定王座決定戦は、予想有利のWBC同級1位ウルバノ・アンティロン(メキシコ=米)がミゲール・アコスタ(ベネズエラ、WBA8位)に9回TKO負けを喫した。アフリカで正規王者モーゼスが嶋田雄大の挑戦を撃退した同じ日に同じ団体の同じ階級に暫定王者が誕生したことになる。
初回、左フックなどクリーンヒットを奪ったアコスタが好調な立ち上がり。3回から得意のボディー打ちが決まり出したアンティロンがペースを握るかに思えたが、ベネズエラ人が出鼻に右を巧打して再び攻勢。それでもアンティロンが反撃して後半へ。9回、アンティロンが攻め込んだところへアコスタの右アッパーが襲撃。痛烈に倒れたアンティロンは起き上がったが、レフェリーは腕を交錯させた。タイムは1分47秒。
初の世界戦を飾ったアコスタ(31歳)は26勝20KO3敗2分。日本のリングに上がったこともあるアンティロンはこれが初黒星(26勝19KO1敗)。
同じリングではWBA世界L・フライ級王者ジョバニ・セグラ(メキシコ)がベテランのファニト・ルビラール(比国)に6回2分4秒TKO勝利で初防衛を果たしている。
写真はアンティロンに左フックを浴びせるアコスタ=Photo/Sumio Yamada=
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