OPBFは15日付けでS・ライト級チャンピオン金正範の6度目の防衛戦の承認取り消しを発表した。 金は5月18日チェジュ島で行われた6度目の防衛戦でシントートン・フルオライドジム(タイ)に1回KO勝ちしたが、シントートンが別人だった疑惑が持ち上がり、OPBF本部はローカルコミッションであるKBC(韓国ボクシングコミッション)及び挑戦者を送り出したTBC(タイボクシングコミッション)に調査を以来。当日リングに上がったのはシントートン(本名サマート・ンガムサンガ)ではなくチャイヤプーム・チャンキアオだったことが判明したためこの試合承認を取り消したもの。KBCはプロモーターに6ヶ月のライセンス停止処分を課したが、マッチメーカーはライセンスを持たなかったため処分することはできなかったという。
選手の身分確認という基本を欠いたお粗末なトラブルにOPBFは「今後は当該コミッションからパスポートとビザの写し、戦績証明書、ドクターの健康診断書をそろえて提出するようにして再発防止に努めたい」(安河内事務局長)。日本では8年前に起こった挑戦者替え玉事件を教訓に管理を徹底しているが、各国の取り組みと認識に温度差があったということ。問題点が明らかになったことで、統一ルールを設けて信頼を取り戻したいとOPBF。
※OPBFのウエブサイト(英文のみ)http://www.opbf.jp/
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